深夜便でぐっすり眠る方法|実体験から学んだ必須グッズと安眠テクニックをご紹介


次回の海外旅行は深夜便に乗るんだけど、しっかり寝れるか不安だな…。機内で熟睡するために何か良い対策やグッズはないかな?
深夜便(夜行便)は時間を有効に使える一方で、「眠れなくて到着後ぐったり…」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
私たち夫婦もこれまでに何度も、深夜便や長距離路線を利用してきましたが、その中で工夫を重ねた結果、ぐっすり眠れる方法が見えてきました。
この記事では、深夜便や長距離路線で安眠するための必須グッズと実践のコツを、実体験をもとにご紹介します。
深夜便で眠れない原因とは?


深夜便や長距離便では「眠りたいのに眠れない」という状況に陥りやすいです。代表的な原因は以下の通りです。
- 不慣れな睡眠環境
エコノミー座席だと、十分にシートを倒すことができず、自宅やホテルなどと異なり窮屈な睡眠環境です。 - 機内の明かりや周囲の物音
映画鑑賞や読書をしている人のライトが気になり、眠りが浅くなることも。 - トイレ利用やCAさんのサービスでの人通り
深夜でも意外と人の移動は多く、足音や物音で目が覚めやすいです。 - 深夜の機内食やドリンクの飲食
食事やアルコールで体が覚醒してしまったり、消化にエネルギーを使って眠れなくなることがあります。 - 到着後の予定を考えて緊張してしまう
「入国審査はスムーズに通れるか」「乗り継ぎに間に合うか」と不安を感じ、頭が冴えてしまうことも。
これらをできるだけコントロールすることが安眠につながります。
深夜便に持ち込むべき安眠グッズ
夜行便や長時間フライトでの睡眠環境を整えるために、快眠グッズを活用するのが効果的です。
私たちも色々試してきましたが、特に効果を実感したものをご紹介します。


耳栓・寝ホン
- 周囲の物音、アナウンス、飛行機特有のエンジン音を遮断できるので、眠りに入りやすくなります。
- 寝ホン(睡眠用イヤホン)を使えば、を耳栓よりも軽減でき、ヘッドレストにも当たっても違和感もありません。
- 寝ホンを着用して、好きなBGMや環境音を流して“自分だけの空間”を作るのもおすすめ。








アイマスク
- 読書灯やスクリーンの明かりをしっかり遮断し、脳に「今は夜」と認識させてくれます。
- 遮光性の高いアイマスクを選ぶと、長時間フライトでもぐっすり眠りやすくなります。






ネックピロー+機内枕
- ネックピローがあると首が安定し、頭が左右に揺れて目が覚めるのを防げます。
- 機内においてある枕は、首ではなく腰に当てて姿勢をサポートしたり、抱き枕代わりに使う方が快適でした。













最近はとてもコンパクトなネックピローが販売されているので、事前調達をおすすめします^^




マスク+帽子
- マスクは乾燥対策になり、喉の不快感を軽減できます。
- 帽子をかぶると寝顔を隠せて安心感が増し、周囲を気にせず眠れます。
深夜便で安眠するための準備と工夫
座席選びが安眠のカギ
- 窓際を選ぶ
通路側は人の出入りや、通路を歩く人の振動で何度も起こされる可能性があります。
窓際なら安定して眠りに集中できます。 - トイレやギャレー(客室乗務員が食事やドリンクを準備する場所)の付近は避ける
ドアの開閉音や人の行き来で環境が落ち着かず、眠りが浅くなりがちです。 - 最前列の座席を選ぶ
足元が広いので体勢を変えやすく、周囲に人が少なく比較的静かです。 - 小さいお子さまの近くは避ける
夜間は泣き声や動きで目が覚めることも。JALでは幼児マークが座席指定画面に表示されるので、静かな環境を優先したい方は参考にできます。





上の画像のように、JALでは、3歳未満のお子さん連れの搭乗客が座席を指定した場合、JAL Webサイトでは幼児マークが表示されます


搭乗前にやっておくべきこと
- 前日から睡眠リズムを調整する
深夜便の時間に合わせて眠れるよう、出発前から就寝・起床時間を工夫しておくとスムーズです。 - 搭乗前にトイレを済ませる
途中で立つ必要が減り、眠りが中断されにくくなります。 - アルコールやカフェインは控える
一時的に眠くなっても眠りが浅くなりやすく、到着後の疲労感や時差ボケを悪化させることがあります。



ラウンジでの飲食も控えるようにしています。また、搭乗前に歯を磨いておくと、搭乗後直ぐに入眠できますよ
機内サービスとの付き合い方
- 機内食やドリンクは無理して摂らない
深夜に食べると体が消化活動で働き、眠りにくくなります。到着後の朝食に回した方が体もラクです。 - 水分補給は必要最低限に
飲みすぎるとトイレに立つ回数が増え、せっかく眠っても起こされてしまいます。



JALの深夜便を利用する場合は、最近は”Meal Skip Option”を事前に申し込み、機内食はキャンセルするようにしています


機内でリラックスできる工夫
- 脱ぎ着できる服装にする
機内は寒暖差があるため、カーディガンやパーカーなど重ね着できる服装が安心です。 - ストレッチ素材の服を選ぶ
体を締め付けないので血流が妨げられず、リラックスして眠れます。 - スリッパに履き替える
靴を脱いで足元をゆるめると、リラックス効果が高まります。長時間フライトではむくみ予防にも効果的です。


不安を減らしてぐっすり眠る
- 入国関連の書類や到着後の交通手段を事前に準備
「到着してからどうしよう」と不安を抱えていると脳が休まらず、眠りに入りにくくなります。 - 貴重品は必ず身につける
最近は機内での盗難報告もあります。パスポートや財布などの貴重品を身につけていれば安心感が増し、落ち着いて眠れます。


実際に試してみた私たちの体験談
これらの工夫を取り入れてから、深夜便でも5〜6時間しっかり眠れることが増え、到着後もアクティブに活動できるようになりました。
特に役立ったのは、耳栓・アイマスク・ネックピローの3点セットです。
また「機内食はパスして寝る」と決めたことで、到着後に体が軽く、長距離路線でもすぐに観光や仕事に集中できました。




まとめ|深夜便は準備次第で安眠できる


深夜便(夜行便)でぐっすり眠るためには、安眠グッズ+ちょっとした工夫が欠かせません。
機内でぐっすり寝られれば、路線次第ですが、日本(羽田・成田)への帰国時には、機内から見える早朝の富士山も格別だと思います。
私たち夫婦の経験から言えるのは、準備次第で翌日の快適さが大きく変わるということ。
ぜひ次のフライトでは、今回の方法を試してみてください^^