【JAL国際線】入札アップグレードに申し込んでみた体験談
JALの入札アップグレードに初めて申し込んでみた私たち夫婦が、この制度の解説と利用してみた体験談を詳しく紹介します。
入札アップグレードとは?
入札アップグレードとは、入札額に応じて、購入済みの座席をアップグレードできるサービスです。
分かりやすく説明すると、以下のように座席のアップグレードに申し込むことが出来ます。
エコノミーを予約した場合…
フライトの48時間前までに、プレミアムエコノミー・ビジネスクラスへのアップグレードを申込むことが可能
プレミアムエコノミーを予約した場合…
フライトの48時間までに、ビジネスクラスへのアップグレードを申込むことが可能
JALでこの制度は、2020年3月に導入されました。
ANAは2018年から、同様の制度である『Bid My Price』を導入していましたので、JALはANAに追随して導入した形となります。
実は海外の多くの航空会社もこのようなアップグレード方法を採用していて、世界的にはメジャーな制度です。
新型コロナウイルスが流行し始めた時期に導入された制度なので、久々に国際線を利用するまでは知りませんでした
入札アップグレード導入以前は、JAL国際線の座席をアップグレードするためには、
- JAL国際線アップグレード特典を利用する
- 空港のチェックイン時に追加料金又はマイルを支払う
- インボラアップグレード(上級会員などが、満席時等の特定の場合に無償で座席がアップグレードされる)
といった方法が主なアップグレード方法でしたが、2020年3月から『入札アップグレード』が新たに開始しました。
入札アップグレードの体験談
それでは、私たちが実際に、入札アップグレードに申し込んだときの経験談をご紹介します。
私たちが入札アップグレードを申込んだのは、羽田・ホーチミン間を往復したときです。
まず、フライトのちょうど一週間前に、入札アップグレードを案内する以下のメールがJALから届きました。
さらにフライトの数日前にも、「(〆切間近!)【JAL国際線】入札アップグレードのご案内」というメールがJALから届きました。
その後も、JALの国際線に何度か搭乗しておりますが、入札アップグレードについてのメールが届かないフライトもありました。あくまで上位の席の空き状況次第ということになります。
ここで気になるのが、最低入札額ですが、羽田・ホーチミン間の最低入札額は以下のとおりでした。
- プレミアムエコノミー:15,000円/人
- ビジネスクラス:80,000円/人
JALのHPによると、入札アップグレードは、団体・ツアー運賃やパッケージ旅行を除いては、申し込むことができるとのことです。
私たちは特典航空券でフライトを予約していましたが、問題なく申し込むことができました。
せっかくの機会だったので試しに最低入札額(15,000円)で申し込んでみると、すぐにJALから申し込み完了のメールが届きました。
なお、申込みの際には、クレジットカードの登録が必要です。
また、入札後は、落札まで(=フライトの48時間まで)の入札アップグレードはキャンセル可能ですが、落札後の入札アップグレードのキャンセルはできませんので、注意が必要です。
入札後は、入札したことをすっかり忘れていましたが、JALのHPに書かれているとおり、フライトの約24時間前に「【JAL国際線】入札アップグレード結果のご案内」というメールがJALから届きました。
メールを開いてみると、案の定ですが、プレエコへのアップグレードは落札できていませんでした…
初めて入札アップグレードを利用してみて【まとめ】
「やはりか…」という感じですが、最低入札価格での落札はできませんでした。
落札できていた場合には、追加で30000円の出費となったので、落札できなくてホッとした一面もありましたが…
SNS等で調べてみると、区間によって最低入札価格が異なるようで、最低入札価格に近い金額で入札しても落札できたケースがあったようです。
確かに、お盆や年末年始の繁忙期と閑散期では座席の埋まり具合や入札アップグレードの申込み件数も変わってくると思うので、本気で落札したい場合はそのあたりも見極めて予約する必要がありそうです。
当日の座席に空きが多い場合は、落札できる(してしまう)可能性も高まるでしょうから、あまりにも気軽に申し込むと思わぬ痛手を負ってしまうかもしれません(笑)
また、ビジネスパーソンが出張時などに申込むことは、ハードルが高い(ほとんどの場合は自腹になってしまうため)でしょうから、予算に余裕がある旅行の際に申し込んでみると良いでしょう。
とはいえ、予算に余裕がある場合には、最初からプレエコやビジネスクラスを予約するのも1つかもしれません。
30000円あると、旅先でリッチなホテルに一泊したり美味しいものを食べることができるので悩ましいところですが、次回長距離便に乗る機会があれば、少し奮発して入札したいと思います。
羽田空港の国際線ターミナルを利用される方は、2022年12月21日にオープンした、第3ターミナル直結のホテルヴィラフォンテーヌグランド羽田空港も要チェックです。