【沖縄マニアが選ぶ】一度は訪れたい、沖縄の世界遺産まとめ
沖縄には世界遺産がいくつかあるみたいだけど、行く価値はあるのかな?
2023年現在、日本では、文化遺産20件・自然遺産5件の計25件の世界遺産が登録されていて、そのうち沖縄では、世界文化遺産の『琉球王国のグスク及び関連遺産群』と世界自然遺産の『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島』の2つの世界遺産が登録されています。
私たち夫婦は沖縄のすべての世界遺産を訪れましたが、沖縄にある世界遺産はどれも感動できる場所でした。
この記事を読まれた方が沖縄に訪問される際には、是非とも一度は訪れていただきたいので、一つずつ丁寧にご紹介します。
琉球王国のグスク及び関連遺産群
沖縄の“首里城”は世界遺産として有名ですが、実は首里城単体で世界遺産として登録されているわけではなく、『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として、他の史跡や城跡とともに、世界文化遺産として登録されています。
『琉球王国のグスク及び関連遺産群』は以下の9つの資産より構成されています。
- 首里城跡(しゅりじょうあと)
- 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
- 斎場御嶽(せーふぁーうたき)
- 識名園(しきなえん)
- 今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
- 座喜味城跡(ざきみじょうあと)
- 勝連城跡(かつれんじょうあと)
- 中城城跡(なかぐすくじょうあと)
- 玉陵(たまうどぅん)
城跡とは…
城跡と書かれていると、「じょうせき」と読みたくなるかもしれませんが、沖縄のお城は「じょうあと」と読みます。厳密に言うと、首里城も城跡ですが、首里城の他にも、沖縄本島には4つの世界遺産城跡があります。
城跡の良さは、「眺めが良い」、「観光客が他の観光スポットに比べると多くない」、「大自然を満喫できる」、「料金(入場料)がリーズナブル」といった点が挙げられます。
一方、「日影が少なく夏はとても暑い」、「広大な城跡が多いので、そこそこ体力を消耗する」、「アクセスが良くないところが多い」といった点は注意が必要です。
沖縄の世界遺産はどこも素敵なスポットですが、多くの場所は傾斜がきつい場所があったり、難路がある場所も少なくありません。
そのため、世界遺産を観光される際は、動きやすい恰好で行かれることをおすすめします。
首里城跡(しゅりじょうあと)
首里城は、琉球王国の王族らが住んでいた場所です。2019年10月に発生した火災により、現在再建中ですが、2023年4月現在、火災前の大部分は見学可能となっていますので、訪れる価値は十分にあるかと思います。
こちらは火災前に首里城を訪問した際に、撮影した写真です。
この美しい建築物が一日も早く再建されることを願っています。
初めて沖縄を訪れる人に、まず最初に足を運んでいただきたい世界遺産です。
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
首里城公園内にある園比屋武御嶽石門は、王家の拝所として使用されていた1519年に築かれた門です。
必見というわけではありませんが、首里城公園内にありますので、首里城を訪れる際、一緒に訪れるのがおすすめです。
斎場御嶽(せーふぁーうたき)
斎場御嶽は、沖縄の最高の聖地とされる場所です。琉球王国の王様らが祈りを捧げた聖地と言われていて、神の島と呼ばれている『久高島』や『王国の創世神アマミク』との関係性が伝えられています。
斎場御嶽までの通路はなかなか険しいため、歩きやすいスニーカーなどを履いて向かいましょう。
歩くこと十数分で、御嶽に到着。沖縄随一のパワースポットと言われていて、ここに来ると毎回心が洗われます。
神聖な場所ですので、周囲に配慮しつつ静かに観光しましょう。
識名園(しきなえん)
識名園は、琉球王家の別邸として、国王一家の保養などに用いられていました。
四季折々の花々や沖縄の植物も楽しむことができます。
国際通りからでもタクシーで1,500円前後で向かうことができますが、世界遺産の割には観光客も多くなく、国際通りの喧騒を忘れることができるスポットです。
園内の頂上からは、那覇市内も見渡すことができます。
樹木が多く、日影が多い場所ですので、他の世界遺産と較べると、暑い夏でも比較的観光しやすい世界遺産だと思います。
今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
今帰仁城跡は、沖縄本島の北部の今帰仁村にあります。13世紀から15世紀頃にかけて、王城として栄えました。
『美ら海水族館』や『備瀬のフクギ並木』の近くにありますので、これらのスポットを訪問するついでに足を運ぶと良いと思います。
座喜味城跡(ざきみじょうあと)
座喜味城跡は、沖縄本島の中部の読谷村にあります。15世紀初頭に築かれました。
近隣には『青の洞窟』や『残波岬』があります。
城壁の上からは、絶景の東シナ海や慶良間諸島が見渡すことができます。
勝連城跡(かつれんじょうあと)
勝連城跡は、沖縄本島の中部のうるま市にあります。15世紀に建造された崖の上にあるグスクです。
城の上からは東シナ海や沖縄本島の景色が見渡すことができます。