ナマンリトリートリゾート宿泊レビュー│憧れのビーチ沿い5つ星ホテル

2023年9月28日2024年2月20日

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2023年夏休みのダナン旅行後半では、ナマンリトリートリゾート（Naman Retreat Resort）に3泊しました。

ナマンリトリートは2014年に開業し（2021年に一部改装あり）、2023年現在オープン後約10年経っています。

そのため、客室の一部は老朽化していたりする部分は否めないところがありましたが、そのデメリットを上回る魅力がいっぱいのホテルでとても素晴らしい滞在となりました。

ダナンのミーケビーチ沿いには、多数のリゾートホテルが点在していますが、こちらのホテルはカップル・ファミリー・友達同士といった様々なユーザーにおすすめできるホテルだと思いました。

良かった点・気になった点を含めて、私たちの宿泊記を実際の写真付きでご紹介していくので、最後まで読んでいただけると幸いです。

ナマンリトリートへのアクセス

ナマンリトリートは、ダナン国際空港からタクシーで約30分。

繁華街からは少し離れた、高級リゾートが建ち並ぶエリアにあるので、ホテルから周辺の観光スポットやダナン中心部のレストランに行くときは、タクシーやGrabの利用が欠かせません。

タクシーを利用しても良いですが、ダナンでの移動には配車アプリGrabの利用が安心でオススメです。

ダナン中心部からは少し離れていますが、日中や夕方の時間帯でも、ホテル周辺にGrabの車が多数あったので、待つことなく利用できました。

ナマンリトリート内の飲食店は充実していますが、ホテルの周辺にはレストランやコンビニなどは無いので注意が必要です。

チェックアウト後は、ホテルの送迎車でのドロップオフサービス（ホテルからダナン国際空港までの無料送迎サービス）があったので、とても快適かつ安心でした。

ホテルの車では、ロッテマートまでの無料送迎もしてくれますので、お土産の調達のためにも有難いサービスです。

チェックアウト後、私たちがホテルからダナン国際空港まで向かうときも、ロッテマートで降りた宿泊者が何名かいました。

ナマンリトリートを写真で紹介

ナマンリトリート内の主な施設を、写真とともにご紹介します。

フロント・チェックイン

ナマンリトリートは、15時チェックイン（原則）ですが、13時30分頃にホテルに到着してもチェックインの対応をしていただけました。

ホテル到着時点で、チェックイン待ちの多くの宿泊者の方々が待っていて、チェックイン完了まで20分～30分ほどかかりましたが、待っている間に冷たいジュースが提供されました＾＾

Hay Hay（レストラン）

インフィニティプールの手前にはHay Hay（ホテルのメインレストラン）とCoffee Clubが入った建物があります。

ベトナム伝統の竹建築で構成されたインテリアのレストランの雰囲気は、日中と夜では印象がガラッと変わるので、何度訪れても感動しました。

Coffee Clubでは500円くらいでベトナムコーヒーなどを楽しむことができます。チェックイン後、送迎車でのピックアップまでの待ち時間は、こちらでゆっくりと過ごしました。

Hay Hayでの朝食とディナーについては、後ほどご紹介します。

B Lounge

プールのそばには、B Loungeというレストランがあります。こちらでも朝食・ランチ・ディナーをいただくことができる他、ナマンリトリートのBBQもこちらで提供されます。

B Loungeでの朝食についても、後ほどご紹介します。

スパ

ホテルの中心部に、スパ棟があります。

解放感のある待合スペースで、スパを受ける前からリラックスすることができました。

プール

ビーチの手前にインフィニティプールがあります。（利用時間：6時～19時）

手前が一番浅く、最も深い場所（一番奥）では約1.8メートルの深さがあるため、お子様連れや泳ぎが得意でない方は注意が必要です。

バビロン棟の前にもプールがあります。こちらは比較的浅めの作り（深さ：0.5メートル～1.1メートル）ですので、お子さんが多い印象でした。

トレーニングルーム

バビロン棟の奥に、トレーニングルームがあります。

マシンやダンベルなど充実した設備でした。

今まで様々なダナンのホテル内のジムを利用してきましたが、設備の充実度はこちらが一番でした。

ベトナムのホテルはジム併設のところが多いですが、利用している宿泊客はいつも１～２人くらいで、比較的空いている印象です。

バトラーサービス

このホテルの特徴として、それぞれの客室に専属スタッフの方が付いてくれることが挙げられます。チェックイン時に、担当の方とLINEを友達登録し、不明点についての問合せやレストランの予約など、すべてLINEを通じて行うことができました＾＾

英語でのやり取りが得意でない方は、予め翻訳アプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

ナマンリトリートの客室

ナマンリトリートには、257の客室があり、次の客室展開となっています。

サンリットスイート ※1ベッドルーム・2ベッドルーム・3ベッドルームの3タイプの部屋あり
バビロンルーム（45㎡）
プールヴィラ ※1ベッドルーム・2ベッドルームの2タイプの部屋あり）
ガーデンプールヴィラ（3ベッドルーム）
ビーチフロントヴィラ（3ベッドルーム）

サンリットルームとバビロンルームはアパートタイプの部屋で、客室にプールは付いていません。

ガーデンプールヴィラやビーチフロントヴィラは、それぞれ寝室が3部屋あるタイプ客室であり、かつ高額な客室であるので、カップルや少人数の旅行の際は候補から外れるでしょう。

そのため、カップルでナマンリトリートを利用する場合は、“サンリットスイートの1ベッドタイプ”、“バビロンルーム”、そして“プールヴィラの1ベッドタイプ”が候補になると思います。（値段的には、“サンリットスイートの1ベッドタイプ”＜“バビロンルーム”＜“プールヴィラの1ベッドタイプ”です。）

私たちは、プール付きの部屋に宿泊したかったので、『1ベッドルームプールヴィラ 』を選択しました。

客室内装

1ベッドルームプールヴィラの室内をご紹介します。

白を基調とした室内は、スタイリッシュで落ち着く内装です。ベッドには2種類の枕が置いていたので、お好みに応じてチョイスできます。

窓際には無線のテレビが置いていて、NHKの他に、各国の番組が視聴できました。

テレビがスマートTVではない点は、少し残念でした…。

テーブルには、クッキーが置いてあり、これがとても美味しかったです。

1ベッドルームプールヴィラにはUSB充電ポートはありませんでしたので、注意が必要です。

プール

プールヴィラには客室に大きなプールが付いています。

チェアにはタオルが置いてあり、毎日交換されたのも有難いサービスでした。

ライトも付いているので、夜になっても楽しむことができました＾＾

ガーデンプールヴィラやビーチフロントヴィラのプールは外（通路）から見えてしまう部屋もありましたが、『1ベッドルームプールヴィラ 』の客室は高い壁で囲まれており、外部からはプールや室内が見えない造りになっていたのも嬉しかったです。

バス・シャワールーム・トイレ

浴槽・シャワールーム・トイレなどには、ドアがなくシームレスな造りとなっています。

夫婦やカップルであれば特に問題ないと思いますが、親子や友人同士なら少し気になるかもしれません…。

ですが、客室と水場との間には、電動式のブラインドがあったので、プライベートは問題なく確保できるでしょう。

シャワールームの入口に、シャンプー・コンディショナー・ボディーソープのボトルが置いてありました。

オシャレな入れ物に入ったバスソルトが置いてあるのも素敵なサービスでした。

アメニティ

ナマンリトリートオリジナルのアメニティがしっかりと揃っていました。

ドライヤーが少し古いタイプのもので、風力もいまいちだったので、この点は改善してくれると有難いと思いました。

フード＆ドリンク

ナマンリトリートのミニバーサービスはジュースやビールなど充実していますが、いずれも有料でホテル価格となっていました。

グラスは、3種類（ワイングラス・ロックグラス・タンブラー）がありましたので、便利でした。

部屋のプールや夜の室内でビールやカクテルを飲む方は、ダナン中心部のコンビニなどで調達したほうがお得です。

無料のペットボトルは毎日2本補充されましたが、ダナンの夏は暑く水分補給が欠かせないので1日あたり4本は欲しいところでした。

部屋の設備に一部故障があったので、スタッフの方に修理を依頼したところ、直ぐに駆けつけてくれました。

それだけでも十分感謝していたのですが、翌日には、私たちに不便をかけたお礼として、素敵なフルーツセットが無料で提供され、とても感動しました＾＾

その他設備

クローゼットには、多数のハンガーとバスローブもありました。バスローブは、スパに行くときに着用しました。

セキュリティボックスは高めの場所に備え付けられている珍しいデザインでした。

客室には草履が置いてありました。こちらはホテルの備品であり、「持ち帰る場合は有料」とのことでしたので、ご注意ください。

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インフィニティプール

ナマンリトリートのプールは、レンタルアイテムが充実していることもあってか、早朝から夜まで多くの宿泊客で賑わっていました。

プールは手前側は0.6メートルと浅めの設計ですが、一番奥側は1.8メートルと日本のプールでは考えられない深さとなっています。

多くの方はビーチサイドでグッズをレンタルしていました。レンタル代はアイテムによりますが、『1時間あたり数百円～』とお手頃な価格設定でした。

居心地が良すぎて、毎日の半分はプールサイドやビーチ近くのチェアにいたと思います。

ナマンリトリートには、257の客室がありますが、プールサイドのパラソルの数は計14本（デッキチェアの数は計28脚）しかありません。そのため、プールサイドのデッキチェアを確保するのは難易度が高いため、確実に利用されたい方は早朝から足を運ぶことをおすすめします。

なお、プールサイド以外にもビーチ沿いにデッキチェアや寝転がることができるベッドなども設置されており、空いていれば自由に利用することができました。

ビーチ

ビーチだったら、どこのホテルでもそんなに違いはないのかな？

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ナマンリトリートのビーチは創意工夫が凝らされていました。

まず、ホテルの目の前の海には、クラゲや危険な生物などの侵入を防ぐ網（クラゲ防護ネット）があったので、遊泳している宿泊者もとても多かったです。

そして、ビーチにはデッキチェア置いていて、ビーチ沿いの通路にはデイベッドも置いてあるので、波の音を聞きながら日ごろの疲れを癒すには最高のスポットでした。

更に、ビーチにはインスタ映えする写真スポットも多数あったので、退屈することはありませんでした。

私たちが訪問した時は乾季で日中は暑すぎるということもあり、夕方日が落ち始めたあたりからビーチや海で遊ぶ人が増えていました。

ブレックファスト

Hay Hayレストランでの朝食

最初の朝のモーニングは、Hay Hayでいただきました。

Hay Hayは大きなレストランで、9時ごろに訪れると、多くの宿泊客で賑わっていました。

予約などは特に必要ありませんでしたが、私たちが訪れたタイミングではギリギリ座れた形であったため、時間に余裕を持った利用をおすすめします。

ベトナム料理やホテルビュッフェらしい豊富なメニューがありました。

特に目を引いたのがオシャレなブレッドコーナー。様々な種類のパンが置いてあり、どれも美味しかったです＾＾

併設するCoffee Clubでは、無料でベトナムコーヒーもオーダーすることでき、席までデリバリーしてくれました。

B Loungeでの朝食

二日目以降のモーニングは、追加料金などを支払うことなく、B Loungeでいただくことができました。

私たちの部屋の担当スタッフの方から、「あなたたちは、B Loungeでも朝食を食べることができますよ。」といったメッセージが届き、メニューも案内されました。

B Loungeで朝食を利用するための条件については特に説明はありませんでしたが、おそらく「ヴィラタイプの部屋に宿泊する。」と「小さな子どもがいない。」といった点かと思われます。

B Loungeでの朝食は前日までに要予約となりますが、HayHayの雰囲気とは違う、静かな空間でブレックファストをいただけました。

食事は、バインミーやフォーの他に、サラダやエッグベネディクトなども注文することができ、一人につき2品オーダー可能です。

定番のベトナム料理の他に、ホイアン名物のカオラウもいただくことができ、とても感動しました。

スタッフの方が席まで食事を運んでくださったので、ゆっくりとモーニングを満喫できました。

食後にはベトナムコーヒー（ベトナムコーヒーの種類だけでもたくさんあり、アイス・ホットの選択も可能でした。）も提供され、優雅なひと時を過ごせました＾＾

Hay Hayの朝食は活気がある感じでしたが、B Loungeでの朝食はゆったりと静かに満喫できたので、2日目と3日目の朝食はこちらでいただきました。

バー

プールのそばには、“SITINI POOL BAR”があります。（営業時間：10時～18時）

ダナンの夏の暑さは有名ですが、こちらのバーは屋根でしっかりと覆われているため風の通りがよく、真夏の日中でも快適に過ごせました＾＾

更に、毎日15時から17時までの間はハッピーアワーで、「カクテルを2杯注文すると1杯無料」となります。バーのカクテルは一杯あたり1,000円前後ですが、ハッピーアワーを利用することによって、リーズナブルに楽しめました＾＾

夜のライトアップされたプールもとても素敵だったので、夜の時間帯も営業してくれたら良いのですが…。

ディナー

ナマンリトリートのディナーは少々お高めな印象を勝手に持っていたため、初日はダナン市内までGrabで出て、ディナーやバータイムを楽しみました。

ですが、ナマンリトリートとダナンの中心部を往復すると、往復で2,000円近くかかってしまいました。そのため、2日目以降はホテルでのディナーをセレクトし、結果的には大満足できました＾＾

Hay Hayレストランでのディナー

Hay Hayのディナーでは、ベトナム料理をいただくことができます。

リゾートホテルのディナーということもあって、高級＆フォーマルといったイメージを持っていましたが、メニューを見ると思いのほかお財布に優しい値段でした。

ビールは缶で提供されるスタイルですが、一杯で69,000VND（約400円）と、高級リゾートにしてはとてもお求めやすい価格でした。スタッフの方がオシャレなグラスに丁寧に注いでくれました。

お通しとして、ベトナム伝統スナックの“えびせん”がお通しとして提供されました。

食事は空心菜の炒め物とベトナム前菜の盛り合わせを注文しました。前菜盛り合わせはオシャレな三段積みのセットですが、これだけのボリュームで375,000VND（約2,000円）と、こちらも非常にリーズナブルでした。

また、一品あたりの料理の量もボリューミーだったので、そこそこ食べる私たち夫婦でも、前菜とメイン料理だけで満腹になりました。

結局、食事の他に、二人でビールとカクテルを計4杯を飲んでも、総額約5,000円くらいでとてもリーズナブルでした。

バーベキュー

ナマンリトリートに宿泊する際、是非とも利用いただきたいのが、ホテルのBBQです。（営業時間：18時30分～21時30分）

2023年現在、毎週水曜日と土曜日にバーベキューディナーが開催されますので、バーベキューに参加したい方は“水曜日”か“土曜日”に宿泊日を設定するようにしましょう。

一人当たりの値段は以下のとおりで、ベトナムのディナーにしてはかなり高めな印象を持ちました。

ワンドリンク付き：1,195,000VND（約7,000円）
フリーフロー：1,495,000VND（約9,000円）

ですが、料理の質やスタッフの方々のサービス、そしてビーチサイドで素敵なライブ演奏を聴くことができることを踏まえると、大満足のディナーでした。

バトラーの方から「バーベキューに参加しませんか？」との連絡が何度かあったので、「予約があまり入っていないのかな…。」と少し心配していましたが、BBQ当日にB Loungeを訪れるとほぼすべての座席に“Reserved”のプレートが置いていました。

私たちは、食事が提供される場所からは少し離れたプール近くの席に案内されたので、少し不便かと心配になりました。ですが、結果的にはこちらの座席は心地よい海風が当たって快適で、静かに食事を楽しむこともできたので、とても良い場所だと思いました。

建物に近い場所は明るかったですが、人通りが多く、風通しも良くなかったので、海に近い座席がおすすめです。

肝心の食事ですが、定番のベトナム料理から、肉料理や魚料理まで、豊富なラインナップでした。

BBQの中盤からは、生演奏のライブが始まり、誰もが知っている世界的に有名な洋楽が立て続けに演奏され、とても感動しました＾＾

石窯で焼かれるピザや生パスタも提供されていたので、BBQが得意でない人でも楽しめるディナーだと思います。

BBQのシメにはアイスもいただいて大満足のディナーとなりました＾＾

18時30分にレストランを訪れましたが、楽しすぎる時間を過ごしたせいか、あっという間に21時30分近くになっていました。

スパ

ナマンリトリートに宿泊すると、一泊毎に50分の無料のスパサービスが付いてきます。（※サンリットスイートの場合、無料のスパは付いていないので、注意が必要です。）

無料のスパサービスは、アロママッサージ、タイマッサージ、指圧マッサージから選択できます。

タイマッサージはかなりハードでしたので、ご注意を…。

私たちは2022年にTia Wellness Resortに同じく3泊し、同じように3日連続で無料のスパサービスを受けました。ナマンリトリートのスパも素敵でしたが、Tia Wellness Resortは、「スパの最初に問診票（強さや痛い場所をチェックする用紙の記載）あり」、「無料スパの時間が80分」、「スパ終了後ドリンクが提供される」といった特徴があり、スパについてはティアウェルネスリゾートのほうが、より好印象でした。