隣席ブロックはJALサファイア会員やJGC平会員でも可能【体験談】
JALの隣席ブロックってダイヤモンド会員やJGCプレミア会員じゃないと出来ないの?
こんな疑問をお持ちの方のために、JALサファイア会員/JGC平会員の私の体験談をご紹介します。
私はJALサファイア会員/JGC平会員です。
結論から言うと、ダイヤモンド会員/JGCプレミア会員でなくても隣席ブロックをしていただくことが出来ました。
今回私の場合は対応していただけましたが、状況によっては隣席ブロックが出来ないことも考えらるので、今回は私が隣席ブロック出来たときの状況も詳しく解説していきます。
自分は隣席ブロック利用出来るのかな?と悩んでいる方の参考になればうれしいです^^
隣席ブロックとは?
普通席(国内線)、エコノミー座席(国際線)を利用する際に、自分が座る席の隣(三列シートの場合には更にその隣)の席を、他の乗客が利用できないようブロック(予約不可)するというサービスです。
自分の隣の席に他の乗客が座っていなければ、たとえ窓側に座っていたとしても、遠慮することなくトイレを利用することができますね。
また、「コロナ禍なので、マスクを着けていても自分の隣に家族以外の人が長時間座っているのは不安」といった人にとっても有難い制度だと思います。
ANAでも類似の制度があるようですが、この記事ではJALのJGC平会員・サファイア会員が隣席ブロックを利用できるか、ということについて私(2020年時点でJGC平会員兼サファイア会員)の経験を基に説明していきます。
隣席ブロックのメリット
隣席ブロックのメリットについて、私の体験談も踏まえると以下のとおりです。
- 窓側座席に座ったとしても、通路側座席に座っている方に気を遣うことなく、トイレに向かうことができる
- 見知らぬ他人が長時間隣に座っていることがストレスになる人にとってはとても快適
- 隣に人が乗っていないだけでエコノミーでも広く感じる(人によっては、クラスJよりも快適かもしれません…)
今回私たちは3人座席を2人で利用して、狭いエコノミーの座席でも、隣に人が乗っていないだけで全然違うということを実感しました。
隣にどんな人が乗ってくるのかな…とドキドキすることもないですし、隣の人と肘がぶつかる心配もなく、あらゆるストレスが軽減されました。
隣席ブロックを利用するにはどうしたら良い?
隣席ブロックについては、JALのHPでは明確に紹介されていないため、非公式の制度のようです。
また、色々なHPやSNSを調べた限り、この隣席ブロックという制度はJALのダイヤモンド会員やJGCプラチナ会員が対象の制度のようであり、基本的にはJGC平会員・サファイア会員には適用されないようです。
じゃあ、どうして今回私たちが利用できたのか、体験談をご紹介しますね^^
JGC平会員・サファイア会員でも隣席ブロックできた【体験談】
那覇空港から羽田空港に戻るとき(2020年の連休中だったので、そこそこの繁忙期だったと思います)の、那覇空港のチェックインカウンターの出来事です。
私たち夫婦は航空券を購入する際、クラス Jが空いていれば基本的にClass Jを予約するようにしていますが、このときは予約時にクラスJは埋まっていました。
そこで、ダメ元でチェックイン時に、JALグローバルクラブ(JGC)カウンターで、「クラスJへのアップグレードはできますか?」とスタッフの方に聞いたところ、「窓側の席ではなく、真ん中(2-4-2の『4』の部分)の通路側2つの座席であれば空いていますが、どうされますか?」といったことを聞かれました。(実際には、もっと丁寧な応対だったと思いますが…。)
ですが、コロナ禍であったため、「ということは、隣の座席には他の方が座っているということでしょうか。」と聞いたところ、「そうですね。」という回答がありました。
次に、「今予約している窓側の三列席は、今朝の時点では空席でしたが、今はどなたか予約していますか?」と聞いたところ、「現在、予約されている三列席の通路側は、『ブロック』することも可能ですが、いかがなさいますか?」といった回答がありました。
その時は、恥ずかしながら、『(隣席)ブロック』という言葉を知らなかったため、「他の方が予約できない、すなわち私たちの窓側三列座席の通路側にはどなたも座ることはないということですか?」と、しつこく聞いたところ、「そうですね、座席が満席に近づかない限り、そのとおりです。」との回答がありましたので、お言葉に甘えてブロックしてもらい、普通席をそのまま利用しました。
そして実際に搭乗してみると、私たちの隣の座席は本当にブロックされていたようで、空席となっていました。(このときの搭乗率は8割~9割程度だったと思いますが。)
このようなやり取りがあり、最終的に私たちは隣席ブロックを利用させていただくことになりました。
最初から狙っていてお願いしたわけではないのですが、「できれば隣に人がいない座席が良い」という希望をスタッフの方が汲み取って気を遣ってくださったのだと思います。
座席に多少余裕があったということでラッキーだったのかもしれません
特にコロナ禍で隣の席に人が座るかどうかを気にする方もいると思いますので、まずはダメ元で聞いてみるのもアリだなと今回思いました。
隣席ブロックされているか確認する方法を紹介
JALの空席照会ページでは、『空席』か『予約済み』のステータスしか確認できません。
ですが、Seats Alertsというアプリを利用すれば、隣席ブロックがされているかを確認することができます。
それでは、実際にJALのHPとSeats Alertsの表示を見比べていきましょう。
JALのHPでは、以下のような形で予約済みの席・空席が表示されています。
一方、Seats Alertsを使って見てみると以下のような形で表示されており、✕の部分をクリックすると”Blocked”とマークがついていることが確認できます。
この座席は、おそらくですが、ダイヤモンド会員かJGCプレミア会員が予約していると思います。
考察:隣席ブロックが利用できる条件とは
JGC平会員・サファイア会員であっても、場合によっては、隣席ブロックしてもらえる可能性があります。
人気のバルクヘッド席(最前列)や非常口座席は人気座席ということもあり、予約の時点で埋まっていることが多いため、あまり予約が埋まりづらい後方の座席のほうが、隣席ブロックを利用できる可能性が高くなるでしょう。
ですが、やはりJGC平会員・サファイア会員の場合には事前の隣席ブロックは期待できず、繁忙期の隣席ブロックも難しいことは認識しておいたほうが良さそうです。
一部には、JGC平会員・サファイア会員であっても予約したときから隣席ブロックされていたという体験談を述べている方もいるので、やはり混雑率や路線が重要な要素なのかもしれません。
JGC平会員・サファイア会員による隣席ブロックの確率を高くするためには、事前(当日の朝)に自身の座席の隣が空いているか確認し、もし埋まっていたら列がすべて空いている他の座席に変更するという対応も有効かもしれません。
ここからが重要なポイントですが、JGC平会員・サファイア会員の場合には、隣席ブロックをしてもらえるのはあくまで航空会社(JAL)のスタッフの方々(自分を応対してくれる方? )の善意によるものでしょうから、お願いベースで聞くほうが良いでしょうし、仮に断られても不平不満を言わないようにしましょう。
JGC平会員・サファイア会員の場合には、「当日隣席ブロックをしてもらえたら、ラッキー」くらいの心構えで当日空港に向かうといいと思います。
まずは希望を伝えてみましょう【まとめ】
以上、隣席ブロックの概要と私たちの体験談・考察についてご紹介してみました。
コロナ禍はしばらくは続くでしょうから、国内線を利用する際には隣席ブロックを上手に活用していきたいですね。
国際線で、JGC平会員・サファイア会員が隣席ブロックが可能かについては、今後利用する機会があれば、解説したいと思います。